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綿のれんのお手入れ方法は? |
・信じられないほど簡単です!
はじめに、部分的に気になる汚れは中性洗剤を使って手で揉み洗いしてください。その後、ネットに入れ洗濯機に入れ洗うだけです。ただし、多少色落ちすることもありますので、他のものと分けて洗ってください。また、干す際は 突っ張り棒や竿に通して、たたいて形を整え、陰干ししてください。乾いたら、高温のアイロンで、形を整えてもとどおりです。長くお使いいただけます。
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綿のれんがよれて開いてしまったのを直す方法は? |
・絞り染めなどに起こりやすいのですが、実際にかけてみたところ、のれんがよれていて、
奥が見えるほど開いてしまっていることが、たまにありますが心配いりません。まず、実際にかけて、本来真ん中となるべき位置を確認してください。
左側ののれんが開いてしまっている場合は、左手を生地の左側の高い位置に右手を低い位置に斜め下に真ん中に向かって引っ張ってください。また、右側ののれんがあいている場合は、右手を生地の右端上、左手を左端斜め下に持ち、こちらも、真ん中に向けて、引っ張ってください。一度に直そうとせず、少しずつ、上から降りてくる感覚で、優しく直してあげるのがこつです。これをするだけで、折りたたみジワも余り気にならなくなります。是非お試し下さい。
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綿のれんがよれて閉じてしまったのを直す方法は? |
・のれんがよれていて、閉じすぎて重なってしまっている時は、上の逆の向きに引っ張ります。
即ちまず、実際にかけて、本来真ん中となるべき位置を確認してください。
左側ののれんが真ん中より右にきてしまっている場合は、左手を生地の左側の低い位置に右手を高い位置に斜めに持ち、外側(左下)に向かって引っ張ってください。また、右側ののれんが真ん中より左にきている場合には、右手を生地の右端下、左手を左端斜め上に持ち、こちらも、外側(右下)に向けて、引っ張ってください。こちらの場合も、一度に直そうとせず、少しずつ、上から降りてくる感覚で、優しく直してあげるのがこつです。これをするだけで、折りたたみジワも余り気にならなくなります。是非お試し下さい。
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手織り麻のれんのお手入れ方法は? |
・自分で洗濯できるかしら?一度洗ってしまったら、シワがとれないのでは?干し方にコツは?
ご心配要りません。まず、大きいたらいをご用意下さい。できれば、直径1mぐらいのものが適当です。たっぷりのぬるま湯(30℃ぐらい)に、化粧石鹸(自然派のもの)をいれ、よく混ぜて溶かしてください。中性洗剤では、少し強すぎますので、化粧石鹸(安価なもので大丈夫です。)が、好ましいです。
麻のれんを中心(千鳥がけの部分)で半分に折り、それを、そのまま ぬるま湯にいれ、約2時間何もせずに放っておいてください。この際、折り目がつかないように、優しくぬるま湯の中に入れてください。その時、型くずれを防ぐため 揉み洗いはお避け下さい。(絶対に洗濯機のご使用はお避け下さい。)また、多少色落ちしますので、他のものと分けてお洗いください。
洗濯後は、しぼらずに、そっと たらいから出し、大きめのバスタオルで、包むように水気を拭いてください。干す際は突っ張り棒や竿に掛け、バスタオルではさむようにたたいて形を整え、陰干ししてください。この際、決して折らないで下さい。完全に乾いたら、高温のアイロンで、形を整えてもとどおりです。使用生地の関係上、多少縮むことがあります。
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色選び柄選びのコツ |
・ご自分の好きな色、柄でも、残念ながらお部屋には合わない事もあります。迷っている場合には、壁の色や床の色、カーペットの色、ベッドカバーの色などと同系色を選ぶと、お部屋を広く見せてくれ、また、安心感を与えてくれます。
紺や藍はやはり無難な色です。どんなお部屋でも、失敗したとは感じません。ただし、元々日当たりのわるいお部屋には、暗く感じられることもありますので、そんな場合は、麻のれん または、すかしの入ったタイプの綿のれんをお薦めします。透けることにより、暗さが緩和され、涼しさや、風通しのよさを印象づけられます。
柄選びでは、円相や丸の変形のようなシンプルなデザインは、飽きがこないといえます。逆に ご自分の部屋が殺風景な場合は、色の濃いものや、柄の大胆なのれんが、アクセントになることでしょう。
すかしの入ったタイプの綿のれんは、柄の一部が凝っているように感じられますので、高級感があります。また、すかしの部分から、外側を覗くことが出来、外からは内側が見えにくいため、玄関先や、窓際などのお客さまの出入りのある場所にも向いています。
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のれんと季節 |
・のれんを魅力的に飾るのには、季節も意識して演出をしてみるのもおもしろいです。色によって四季を表現することもできます。
もちろん、インテリア・アートとしての個人の感性がありますので特にこれと言って決まったものはありません。
麻と綿:
一般的に春から晩夏にかけては麻のれんや綿のれん(すかし入り)が涼しげで、掛けていらっしゃる方も多いのですが、秋から晩冬にかけても、麻のれんでも全く問題なく、現在では、秋、冬っぽいがらの麻のれんも数多く見受けられます。季節にこだわらず、お部屋の雰囲気に合わせて好きな暖簾を選ぶことが良いと思います。
色:
春は、すがすがしい感じ新緑の季節でグリーン系やさくら色などが合います。
夏は、暑いので涼しげな色で演出すると効果的です。青系や水色系が似合います。
秋は、紅葉の季節、橙色や黄色、ブラウン系が似合います。
冬は、そのまま季節を演出するならば、生成り色やグレー系の色などが良いですが、夏の演出とは逆に暖かい風合いの暖色系を使ってみるのも安らぎます。
また、季節を問わず藍色は落ち着いた雰囲気をだしますので和洋どんなお部屋にもお勧めです。
図柄:
いろいろな図柄がありますので季節を植物で演出したり、動物で演出したり、ちょっとした図柄の違いでお部屋の雰囲気が大きく変わることも多々あります。
ここに挙げた暖簾の選び方は、一般的なものでいわゆる多くの人が好んでする演出です。インテリアとして空間をコーディネイトするのであれば、ご自身の感性によって選んだ方が楽しい演出ができると思います。
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