柿渋鉄焙煎染め
タペストリー(伝統文様小紋べんがら染め)
柿を未熟な青柿のうちに採取し、粉砕、圧搾して得られる渋液を冷暗所にて熟成させます。渋取をした時は、黄緑色ですが、時間が経つにつれ茶色にかわます。
それを何回も塗り重ね、2〜1週間程度天日で干すとあざやかな「柿渋茶色」を発色し、化染にはない独特の風合いになります。
柿渋は古くから庶民の生活の中で日常的に用いられていました。高い防水、防腐、防虫効果をもち、魚網、醸造用搾り袋、染色用型紙や、渋団扇、紙衣、和傘などあらゆる日用品に塗られていました。柿渋は漢方薬としても知られ、タンニンが血圧降下、火傷、二日酔いなどに効くといわれています。
古くからの染料柿渋と、鉄焙煎、そして、日本の伝統文様小紋をべんがら紅色を用いて、大原の良い水と環境のもとに一つ一つ手作業で職人が染め上げました。時間を経るごとに変化し、渋みが深まる柿渋鉄焙煎染めを末永くご愛用ください。
専用化粧箱付き
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